2006年6月号 連載 [LOCAL EYE]
8月6日の長野県知事選へ向けて総務省官僚を候補に擁立する動きが出てきた。安曇野市などの住民団体が田中康夫知事への対抗馬として自治財政局調整課長の務台俊介氏(49)に立候補を要請、先ごろ竹中総務相あてに異例の陳情書を提出した。「行政経験が豊かで、田中県政で国との壊れた関係を再構築する能力がある」というのが擁立の理由。 務台氏は地元旧三郷村の出身。田中知事とは松本深志高校で同級生の間柄。80年に旧自治省入省、04年4月から他省庁との折衝の要として自治財政局では財政課長に次ぐ重要ポストである調整課長を務める。一見クールな表情とは裏腹に茶目っ気もある同氏だが、出馬要請には「お気持ちはありがたいが、今は職務に専念している」とコメントするのみ。田中知事自らの去就がはっきりしないうえ、ライバル候補として前日銀松本支店長の名も挙がっており、務台氏の出馬環境は ………
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