2006年7月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]
御手洗冨士夫キヤノン会長が率いる日本経団連の発進を受け、早くも15人のうち7人が退任(任期2期4年)する来春の副会長人事が取り沙汰され始めた。確実と見られるのが「創造的破壊」をスローガンに松下電器産業を短期間で立て直した中村邦夫社長の副会長就任。両氏はともに米国法人社長を務めた国際派で、中村氏は御手洗氏を師と仰ぐ。2人だけで食事、ゴルフをするなど親密さは知る人ぞ知る話。「御手洗氏の後継者は中村氏」との下馬評が高い。 一方、三菱グループからは佐々木幹夫三菱商事会長、石原邦夫東京海上日動火災保険社長らの名前が挙がっている。佐々木氏は日本商工会議所会頭の呼び声もあり、これが実現すれば、野間口有三菱電機会長が有力となる。三井グループからは三井物産の槍田松瑩社長、岩沙弘道三井不動産社長らが起用されそうだ。このほか、氏家純一野村ホールディングス会長、全 ………
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