ビックカメラの「神通力」

TBS VS 村上ファンドでなぜか見え隠れ。中曽根、与謝野と続く人脈の深い絆。

2006年7月号 BUSINESS [ITフロンティア]

  • はてなブックマークに追加

「ライブドア事件は村上(世彰・M&Aコンサルティング前代表)の逮捕なくして終わらなかった」 東京地検幹部がそう漏らしたように、捜査当局にとっては村上こそ、ライブドア事件の最も重要かつ最後にはめ込むべきジグソーパズルの一片だった。 6月5日、東京証券取引所で行われた「最後の会見」で、村上はニッポン放送株のインサイダー(内部者)取引疑惑について「法解釈の違いなんだよな」と苦笑を浮かべ“被害者”めいた解説に終始したが、実際は「主演=堀江貴文(ライブドア前社長)、脚本・演出=村上世彰」ではなかったか。 昨年2月8日、ライブドアが立会外取引でニッポン放送株29・6%を一気に取得、世間をあっと言わせた数週間前のこと。村上の出身母体、経済産業省(旧通産省)のあるOBのもとに電話がかかってきた。「村上ですが……突然ですけど、ライブドアって会社をご存じですか。社長の堀 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。