販売不振のイトーヨーカ堂カリスマ藤巻もお払い箱?

2006年7月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 そごうと西武百貨店を運営するミレニアムリテイリングを6月1日に傘下におさめ、日本最大の流通コングロマリットになったセブン&アイ。その最大の懸案が、中核であるイトーヨーカ堂における衣料の販売不振だ。 2月からは既存のプライベート.ブランドを統廃合、「pbi」として再出発したものの、これも難航している。一連の改革策の指揮をとったのは、衣料事業部長の藤巻幸夫取締役。伊勢丹のカリスマバイヤーとして名をはせ、靴下メーカー「福助」社長からヨーカ堂にスカウトされた人物だ。ヨーカ堂のブランドイメージを百貨店なみにしたいという鈴木敏文セブン&アイ会長の意向を受け、商品の抜本的な見直しを進めてきた。 だが、古手のヨーカ堂幹部との軋轢は大きく、怪文書まで飛び交う始末。昨年暮れに藤巻氏は療養休暇をとったが、「社内では孤立無援の状況で、心因性のものだったとの見方が強 ………

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