2006年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
電通が中国大使館から睨まれている。事の発端は、電通と中国国営漢方薬メーカーの日本法人とのテレビCM契約。電通がCMに採用した韓国人タレントが、過去に交通事故で轢き逃げをしたり(所属事務所は「轢き逃げではなく、和解済み」と弁明)、日の丸を焼くなどの反日活動を行ったことなどが、インターネットを通じて広まっており、CMを見た視聴者などから中国国営漢方薬メーカーの日本法人や中国大使館に嫌がらせのメールや電話が相次いでいるという。 電通はプレゼンテーションの時に、タレントの過去の問題に一切触れずに、現在「韓国観光広報大使」を務めていることだけを強調したという。漢方薬メーカーの抗議にも「タレントの過去の問題について情報開示する法的義務はない」と突っぱねているという。 問題のCMはすでに放映を打ち切っており、漢方薬メーカーは大きな損失を被ったが、電通の担当 ………
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