2006年8月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]
誰でも筆者になれるインターネットの百科事典「ウィキペディア」の創始者であるジミー・ウェールズ氏が、米国の独立記念日にあたる7月4日に政治的テーマだけを議論する「キャンペーン・ウィキア」というサイト(http://campaigns.wikia.com)を開いた。他の「ウィキ」サイトと同じように誰でも無料登録してサイトの編集に参加できる。「ここよりいい場所は? 今よりいい時代は?」と書いたTシャツを着た若者の写真を掲げるウェールズ氏は、政治のツールとしてインターネットを有効利用するべきだとし、多くの情報を共有することで「テレビ政治からブログ政治」への転換、「政治の知性の向上」を訴えている。 2004年の米大統領選では、民主党予備選挙でネット利用が脚光を浴び、日本の昨年9月の総選挙でも若者に投票を呼びかける「YES!プロジェクト」が小泉自民党圧勝の一因となったが、来る者拒まず ………
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