2006年8月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]
ソニーの広告が「レイシズム(人種差別)を連想させる」と物議を醸し、インターネットで大騒ぎになっている。問題になったのは、ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」(PSP)の白いセラミック製の新製品の広告で、主にオランダなどベネルクスの屋外大型ビルボードで展示されており、その写真はネットに載って世界中に広がった。 確かに、ヘソだしルックの白服のグラマラスな白人女性が、おとなしそうな黒人女性の顎をつかんでいる図柄は、どこか植民地時代を思わせる。白人女性が女豹のような猛々しい顔立ちだけに、「PSPに白きたる」というキャッチフレーズも手伝って恫喝風。 日本のネット掲示板「2ちゃんねる」などで非難囂々となったが、7月6日未明には宣伝用のサイトが急遽差し替えられたようだ。しかし、欧州のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のスポークスマンは「白と ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。