2006年9月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]
経済財政諮問会議議員の本間正明・大阪大学教授(財政学)が、阪大学長ポストに野心を抱いている。現在62歳の本間氏は、来年行われる学長選挙がラストチャンス。中央での実績を掲げ、「悲願」の学長ポストを狙っているため、中央大学からの学長ポストのオファーを断ったとされる。 本間氏は、阪大内では「弱小部隊」である経済学研究科の所属で、「基礎票」は少ない。現学長の宮原秀夫氏は基礎工学部出身で、前学長の岸本忠三氏は医学部出身。これまで阪大学長のポストは、基礎票が多い工学部系、理学部系、医学部系の出身者が輪番でおさえてきた。「談合的」に学長が決まることに反発している一部が前回の選挙では本間氏に投票し、本間氏は善戦した。 しかし、岸本学長時代に副学長を務めた本間氏は、学内改革をめぐり、「独裁者」といわれた岸本氏と対立。今でも阪大に影響力をもつ岸本氏の「ケイ ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。