2006年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
昨年11月、ソフトバンク傘下のBBモバイルとともに1.7GHz(ギガヘルツ)帯での携帯電話事業への新規参入の認可を受けた、イー・アクセス子会社のイー・モバイル(千本倖生会長兼CEO)が、NTTドコモの基地局網に乗る形で有償利用する「ローミング制度」を活用し、音声通話をサービス開始当初の08年3月から全国区で立ち上げることになった。遅くとも来年3月までには具体的なサービスプランが明らかにされる見込みだ。 イー・モバイルは、ライバルのソフトバンクが実質2兆円近く投じてボーダフォン買収に転じたため、すっかり影が薄くなった感がある。ゼロからの基地局網構築ではサービスエリア拡張に時間がかかってドコモやauとの競争に勝てない、というのが孫正義ソフトバンク社長の決断の根拠。孫流に「時間を買う」戦略をとらないイー・モバイルに対しては「利用エリアが限られて苦戦するだろう」と ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。