2006年11月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
丹羽雄哉自民党総務会長との共同代表制から古賀誠元同党幹事長の単独代表制に移行した古賀派内で、戦争勃発の気配だ。「古賀派」に丹羽氏が強く反発、表面上は「丹羽対古賀」の対立構図だが、「非古賀」というスタンスをのぞけば丹羽氏には求心力が乏しい。一方、「再チャレンジ支援議員連盟」を立ち上げ、総裁選で「安倍勝利」を決定づける辣腕を見せた菅義偉氏が台頭。菅氏は安倍首相の側近として総務相のポストを射止めた。同派内の「古賀追い落とし」の急先鋒となる可能性が高い。 菅氏は昨年、古賀氏が旧堀内派から古賀派への代替わりを図った際、激しく抵抗。単独代表制を阻止し、丹羽・古賀派の共同代表制に持ち込んだ経緯もある。鈴木善幸元首相の長男で正統「宏池会」を体現する鈴木俊一元環境相も菅氏と連携する構え。このところ内部抗争のエネルギーさえ失った感のある派閥だが「古賀・菅 ………
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