老人施設団体で内紛参院選めぐり役員が辞任

2006年12月号 DEEP [ディープ・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

 全国の特別養護老人ホーム(特養ホーム)の大半が加盟する全国老人福祉施設協議会(全老施協)で“内紛”が起きている。事の発端は、全老施協が来年の参議院選比例区代表として、同協議会の常務理事・横山義弘氏の擁立を一度は決定しておきながら、数人の幹部による“密室協議”で覆したことだ。「当選できなければ全老施協に傷がつく」「身体的理由(で断念したこと)にすればよい」といった理不尽な理由を突きつけ、強引に出馬断念に追い込んだらしい。 横山氏はこれに異議を唱え、複数の若手幹部とともに全老施協に辞表を提出。ホームページを立ち上げるなどして全面対決する姿勢を見せている。 全老施協は、徳島県で特養ホームなどを運営する社会福祉法人「健祥会」理事長で、自民党・町村派所属の参議院議員でもある中村博彦氏が会長を務める。一方、横山氏は山梨県身延町の介護施設「ケアハウスみ ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。