縁が縁を呼ぶ「人脈づくり」
2006年12月号 連載 [経営者のひきだし 第8回]
経営者の力の源泉に、その人脈の広さ、豊かさがある。 学友でもよし、仕事で知り合った人でもよし、仕事を離れたところで意気投合した人でもよし。それらの人々から様々なことを学び、困難に直面したときに助けとなる。そんな人と人との「繋がり」は、かけがえのない「財産」だ。「縁尋機妙(えんじんきみよう) 多逢勝因(たほうしよういん)」 8世紀ごろ日本に伝来した地蔵本願経の言葉だ。「縁が縁を呼ぶ、それは、まことに味がある。そうした縁で多くの人と出逢うほど、よい結果を生む」といった意味である。人の繋がりの大切さは、実に千年以上も前から教え継がれているのだ。そうした縁を、何よりも大事にする経営者と言えば、この人が浮かぶ。 小島順彦さん。 総合商社首位の三菱商事の社長。この9月中間決算でも業績の上方修正を重ね、快進撃を続けている。 小島さんは、よく若い人に「 ………
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