2007年4月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]
九州電力の新社長は橋田紘一常務(64)に固まった。6月で歴代社長と同じ2期4年の「任期」満了となる松尾新吾社長(68)が会長に就任し、鎌田迪貞会長(九州経済団体連合会会長、72)が名誉会長あるいは相談役に退く。橋田氏は九州経済界に顔が広く、鎌田会長の信任が厚い点が決め手となった。東大、九大など旧帝大出身者が幅を利かせる電力業界のトップの中で「慶大卒の橋田氏で大丈夫か」との声もあったが、官(経産省)の影響力が低下した今、「私大卒」は社長人事の決定的障害にはならなかった。 ………
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