トヨタが銀行業に参入か旧東海銀のプリンスを抜擢

2007年7月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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トヨタ自動車の金融サービス会社、トヨタファイナンス(TFC)の次期社長に旧UFJ銀行常務執行役員の藤田泰久副社長の昇格が内定した。トヨタ出身以外のトップ起用は初めて。金融界は「銀行業務への参入に向けた布石ではないか」と戦々恐々としている。藤田氏は名古屋を地盤とする旧東海銀行出身。中枢である海外や企画部門を歩み、将来の頭取候補とみられていた旧東海の「プリンス」。2002年に発足直後のUFJ銀でも常務執行役員に抜擢された。しかし、03年6月に突然辞めてTFC入りし、世間を驚かせた。退任の原因が「(合併相手の)旧三和銀行との軋轢に嫌気がさしていた」(旧東海銀OB)ためだけに、TFCでは「持ち前の明るさで、伸び伸びと仕事をしていた」(関係者)という。藤田氏は社長内定後の記者懇談会で「(銀行参入は)今のところ全く考えていない」と否定してみせたが、額面どおりに受け取る向き ………

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