2007年7月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
将来の党首候補でもある民主党の枝野幸男憲法調査会長が小沢一郎代表に対する「牽制」を強めている。2001年参院選は民主党が敗北したため、この夏の参院選で同党が議席を増やすことはほぼ確実。小沢氏が目指す与野党逆転が実現しなくても、小沢氏が代表に居座り続ける「最悪の展開」(若手議員)になる可能性が高まっていることが、その背景にある。与野党逆転という「公約遵守」を徹底することで、小沢続投を阻止する目論見のようだ。枝野氏はまず4月28日、都内で開かれた憲法関係のシンポジウムで、国民投票法をめぐる与党と民主党の修正協議が決裂したことについて「安倍首相と小沢代表の両方に責任がある」「両党の党首が代わって、まともな憲法論議ができるようになることを期待している」と述べ、憲法問題に絡めて「辞任」要求した。枝野氏は自他共に認める「反小沢」の急先鋒だ。その後も、党内 ………
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