「食」での存在感は地盤沈下の経済とは対照的。世界の巨匠、アラン・デュカス氏も出店を計画。
2007年8月号 DEEP
世界の料理界の巨匠で「史上初の九つ星シェフ」と呼ばれるアラン・デュカス氏が2006年10月21、22の両日、大阪に滞在し、老舗のすし屋やうどん屋などを巡る「なにわ食ツアー」をした。中央卸売市場ものぞいた。デュカス氏は「三つ星レストラン」を三つ運営していることから、「九つ星」の異名を持つ。江戸時代創業のすし屋では、デュカス氏は大阪伝統の「押しずし」の工程を見学して試食。「美しく繊細な味。東京にも、ほかのどの国にもない文化」と世界の目と舌でお墨付きを与えた。デュカス氏は現在、事業家として世界中にコンセプトが異なる20軒余のレストラン、5軒のオーベルジュ(宿泊施設付き高級レストラン)も展開している。国内では、東京・銀座にシャネルとのコラボレーションによる「ベージュ東京」、青山には「ブノワ」を開いている。料理界では今、デュカス氏が大阪に進出するのではないか ………
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