ドコモの元会長が知恵袋 増田総務相は反NTTか

2007年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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総務相に抜擢された前岩手県知事の増田寛也氏(55)の放送・通信行政での舵取りが注目されている。竹中平蔵、菅義偉両元総務相は既得権者側に厳しかったが、その路線を踏襲するのか、未知数だからだ。就任当初は「旧郵政官僚らに『丸投げ』するだろう」とみられていたが、知恵袋に意外な大物をもつことが判明し、業界を慌てさせている。その大物とはNTTドコモの元会長、大星公二氏(75)。「iモード」の生みの親でドコモを育てた大功労者だ。大星氏は現在、盛岡市にある地域シンクタンク、東北地域経済開発研究所の会長の座におさまっており、増田氏は知事時代から、東大法学部の先輩でもある大星氏の助言を受けてきた。「総務相のアドバイザーが大星さんではNTTは冷や冷やもんでしょう」と新電電関係者は言う。大星氏はNTT常務まで務めながら、派閥抗争にあって1992年にNTT移動通信網(現NTTドコモ)に ………

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