昨年の大失態の二の舞いか。現場から「最悪の事態も……」とため息。
2007年12月号 BUSINESS
10月中旬、来年用のお年玉付き年賀はがきの報道発表会が東京・丸の内の「丸ビルホール」で開かれ、100人を超える報道陣でごったがえした。人気グループ「嵐」の二宮和也さんと並んで日本郵政の西川善文社長が登壇し、「年賀はがきは郵政民営化後、第1弾の大型商品。お客様から郵政が変わった、と実感してもらえるようなサービスを提供したい」と訴えた。「年賀状は贈り物」をキャッチフレーズに、日本郵政が繰り出すテレビCMには二宮さんをはじめ、女優の上野樹里さん、脳科学者で作家の養老孟司さんら豪華な顔ぶれを起用した。投じる販売促進費は80億円と、昨年の2倍に増やした。発行枚数は法人向けも含め40億枚と、4年ぶりに前年を上回るほか、定番の年賀はがきに加え「ディズニーはがき」「デザインはがき」など新機軸てんこ盛りの力の入れようだ。だが、そんなお祭りムードとは対照的に、現場の危機 ………
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