人的な「ふるさと恩返し」で格差是正

小田 與之彦(日本青年会議所 次期会頭、加賀屋副社長)

2007年12月号 連載 [如是我聞 ~かくの如く我聞けり~]

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「地域間格差が広がり、東京一極集中が進むなかで、青年会議所の手で地域の活力を復活させようというのが、08年度はいちばん大切な課題だと考えています。青年会議所の活動の場はあくまで地域ですから。ただ、格差問題だけが争点で参院選の雪崩現象が起きたわけではない。基本的な流れとしてムダを省く改革路線を変えるべきではない。国の負債が1千兆円に達する時に、格差是正を名目に国がバラマキに舞い戻り、無責任に借金を増やしてはいけない、とも思っています」「もう金太郎アメのような大ショッピングセンターの時代ではなく、地域の自信を取り戻すには、それぞれのオリジナリティーが見直されるべきです。ただ、すべての地域で成功例をみつけるのは難しい。だから、自分たちの地域と関連があって他地域で活躍している方々とのコネクションを見直して、外部のアイデアと地域の経営資源をうまく融 ………

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