2007年12月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
石破茂防衛相(51)が11月28日に都内で開催される民主党の長島昭久衆院議員(45、東京21区)主催のシンポジウムに、パネリストとして出席する予定を急遽とりやめた。自民党の町村派総会で「問題だ」との声が上がり、自民党執行部が出席を見合わせるよう求めた。長島氏は民主党きっての安保政策の論客。石原伸晃衆院議員の公設秘書だったことから自民党とのパイプが太く、とりわけ石破氏とは共著で防衛問題に関する本を出版したほどの間柄。また、長島氏は前原誠司民主党副代表に近く「将来は自民党への合流を模索している」(民主党筋)とされる。長島氏自身の資金集めパーティーには、民主党内の保守派や同党に批判的なジャーナリストや評論家が顔を揃えることも少なくない。そうした経緯もあって、シンポジウムでは長島氏自身がコーディネーターを務め、石破防衛相と前原氏がテロ対策などをテーマにパ ………
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