2007年12月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
来年1月に任期満了を迎える橋本元一NHK会長の後任に西室泰三・東証会長(東芝相談役)が浮上している。古森重隆・富士フイルムホールディングス社長が経営委員長に就任して以来、NHKの改革をめぐって橋本会長ら経営執行部と古森委員長の対立が激しさを増し、その要因は「なんでも反対する古森にある」と、橋本会長に経済界の同情が集まっている。このため古森氏に対抗するには「相当の大物で理論派でなければ」(財界OB)との見方が強まっており、西室氏に白羽の矢が立った次第。同氏は財界切っての理論派で日本経団連評議員会議長、東京証券取引所会長、財政制度等審議会会長などを兼務している財界の実力派。首相官邸からの求めに対し、日本経団連は西室氏をNHK会長の第一候補に推している。西室氏は記者会見のうまさでも定評があり、「国会に呼ばれて追及されても心配ない」(財界関係者)との声もあ ………
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