2008年2月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
毎年のように日本経団連の副会長の有力候補者に挙げられながら落選してきた岩沙弘道・三井不動産社長が、ついに副会長に起用されることが確実になった。建設・不動産業界は経団連の活動に大きく貢献しているが、談合など不祥事が多発していることもあって副会長を輩出したことがない。しかし、不祥事は業界ではなく企業個別の問題。このところ現職副会長の会社でも不祥事が相次いでおり、むしろ建設を除いた不動産大手は少ない方だ。なかでも三井不動産は問題を起こしていないばかりか、財界が昨年設立した国際公共政策研究センターに日本橋の三井本館を提供するなど寄与度が高い。岩沙氏は経団連評議員会副議長の職に4年間もあり、財界活動に積極的な点も評価されたとみられる。 ………
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