とことんホンキ「小池百合子」

「政界再編」をキーワードに小泉とデュエット。どんなに足を引っ張られても、やる気だ!

2008年6月号 POLITICS

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その瞬間、空気が一変した。憲法記念日の5月3日午後、東京・新宿区の四谷区民ホールで開かれた改憲派主催の集会。開会から約1時間半遅れて到着した、鮮やかな紫のワンピース姿の元防衛相・小池百合子(55)に約500人の視線が集まった。憲法論議は、改憲派の急先鋒だった前首相・安倍晋三が政権の座を去り、その機運は冷めている。来賓として最初に講演した自民党憲法審議会会長代理の衆院議員・船田元(54)はこう語気を強めた。「国会で(憲法の)けの字も議論をしておらず残念至極だ」すると会場内に、どこか冷ややかな空気が漂った。船田と言えば、「将来の宰相候補」と評されたこともあったが、すっかり過去の人になってしまった。その船田が去った後、司会者から「日本初の女性総理候補として呼び声が高い……」と紹介されて登壇した小池は、30分以上にわたって講演。憲法への環境権の明記や、9条へ ………

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