2008年7月号 DEEP [ディープ・インサイド]
昨年11月に急性脳梗塞で倒れ、サッカー日本代表の監督を退任したイビチャ・オシム氏が日本サッカー協会のアドバイザーに就任した。指導者養成、ユース育成、海外情報の提供などが主な任務になる。就任会見では「このポストのオファーに関して非常にうれしく思う。ポジティブな変化を与えていきたい」と、意欲的に語った。契約は今年12月までの短期間で、来年以降の現場復帰については「ベンチに座りたい気持ちも、ベンチでは死にたくないという気持ちもある」と独特の言い回しで明言を避けた。ただ、本人に近い関係者によると、現場復帰に対する意欲は相当なものだとか。「やり遂げたいという気持ちがあって当然」と会見でも語っている以上、日本代表監督への思いが強いとみるのが自然だろう。体重は15~20㎏近くも減少したが、左半身に軽い麻痺が残っている程度で、驚くほどの回復ぶりを見せている。6 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。