2008年7月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
「結局、大した発言力がないということだ」。公明党の支持母体・創価学会内で、太田昭宏代表への批判が強まっている。太田氏は、公明党・創価学会が年内の衆院解散・総選挙を強く望んでいると首相に伝えているが、首相は慎重姿勢を崩していない。このため太田氏の政権内での発言力不足に対し、苛立ちが募っている。公明党・創価学会が年内解散に固執するのは、来年は国政選挙並みに重視する7月の東京都議会選挙に集中しなければならないからだ。そこで注目されたのが、5月17日土曜日に首相公邸で行われた福田-太田会談。この席で太田氏は年内解散を強く迫ったが、「首相は早期解散の意思がないことを強調した」(公明党関係者)という。太田氏は学会に「解散の時期は公明党が決める」と豪語してきた経緯がある。もともと学会内では、エリート育ちの太田氏に対し「気位が高い」「謙虚さが足りない」とい ………
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