朝毎読「部数激減」の非常事態

「毎日」が400万部の大台割れ。生き残るのは部数増の「日経」にブルームバーグと手を組む「産経」か。

2008年8月号 DEEP [ああ火の車の新聞業界]

  • はてなブックマークに追加

全国紙の優勝劣敗が一段と鮮明になってきた。「毎日」は今年4月の発行部数(日本ABC協会の調査、以下同)が前年同月より10万部減少、「朝日」も6万部の大幅減。「読売」も1万部近く減った。一方、「日経」は2万部増、「産経」も1万部増と逆風下で発行部数を伸ばした。別表は、我が国11大紙(全国紙5紙、ブロック紙6紙)の今年4月の発行部数の一覧である。ほとんどの社で「前年比」の欄にマイナスが並ぶが、なかでも突出しているのが毎日。1年前に比べ10万部も減った。5月の部数も前年比で10万部減少している。

「毎日」は共同通信に加盟か

毎日は長らく400万部を維持してきたが、昨年5月、ついに大台を割り394万部となった。その後も後退を続け、今年4月には390万部、同5月は384万部にまで落ちた。関係者は「ABC協会の数字は、毎日新聞が印刷した部数にすぎず、実際に販売された部数(実売部数)は250万部程度、あとの150万部は『 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。