新薬とジェネリックの二兎を追う「複眼経営」に、世界のメガファーマもびっくり!
2008年8月号 BUSINESS
「新たな医薬品企業ビジネスモデルを提示」「ジェネリックに参入し新興国市場カバー」第一三共が6月11日に発表したインド最大の製薬企業、ランバクシー・ラボラトリーズの買収は、内外の製薬企業を驚かせた。ランバクシーは、特許が切れた薬のコピーであるジェネリック薬の世界大手の一角。新薬企業の第一三共がジェネリックの世界市場にも参入するのが、今回の買収劇のポイントだ。世界のメガファーマは、ブロックバスターと呼ばれる大型医薬品の多くの特許が切れる2010年前後を睨み、新たなビジネスモデル構築へと動き出している。第一三共の決断は、世界に先駆けた新薬とジェネリックのハイブリッドな経営モデルになりそうだ。ここ数年、アステラス製薬、エーザイ、武田薬品工業などの国内製薬大手は、先陣を争うように欧米の新薬企業やバイオベンチャーの買収に動いていた。激しいグローバル競争が ………
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