2008年11月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
関西国際空港の社長交代がきな臭くなってきた。来年6月、旧松下電器産業(現パナソニック)出身の村山敦社長が、2期6年の任期を終えるためだ。後釜には、パナソニック専務で関西代表を務める福島伸一氏が浮上している。村山氏は2000年当時、副社長として業績不振に陥ったパナソニックで人員削減などを断行し、「V字回復」の土台をつくった人物。03年に関空社長就任後も、さまざまな合理化策を打ち出し、単年度黒字化に成功した。後継者と目される福島氏も、パナソニックで主に人事部門を歩き、今年4月に新設された同社「関西代表」のポストに就任した。地元自治体や経済団体との窓口として「地元関西に尽くす役割」(福島氏)を担ってきたが、財界筋では「関空社長へのステップ」との見方があった。しかし、仮に村山氏が会長に繰り上がり、福島氏が社長に就任すれば、関空トップをパナソニック出身者が ………
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