2008年11月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
日本最大手の石油・天然ガス開発会社、インペックス(国際石油開発帝石)がオーストラリア、インドネシアで巨大LNG(液化天然ガス)プロジェクトの開発を進めている。世界のLNG貿易は07年で1億7千万トン、その約4割を日本が占め、世界最大のプレーヤーになっている。ところが日本にとって最大のLNG輸入国であるインドネシアは、スハルト政権崩壊後の混乱から新規ガス田の開発が停滞。2010年から始まる契約更改では、現状の年間1200万トンから一気に200万トンに削減すると通告してきた。そこで、その代替としてインペックスはオーストラリアのイクシスLNGプロジェクトの権益76%を確保し、フランスメジャー、トタールとともに開発に乗り出した。さらに、オーストラリアと境界を接するインドネシアのティモール海のマセラ鉱区にも100%の権益を保有し、LNGプロジェクトを推進している。イクシスLNGは年間8 ………
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