不動産業界に衝撃!大京が大幅赤字に転落

2008年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

マンション販売の大京が、09年3月期で大幅な赤字に転落する見通しだ。同社は多額の債務を抱えて04年に産業再生機構の支援を仰ぎ、筆頭株主となったオリックスの後押しで再建に臨んできた。業界大手といえどもマンション市況の悪化から逃れられず「厳しいとは思っていたが、予想を上回る赤字幅」(証券アナリスト)だったことが、不動産業界に衝撃を与えている。大京は今期末の連結業績予想を、営業損益は145億円の黒字から350億円の赤字に、最終損益は95億円の黒字から510億円の赤字に下方修正した。マンション販売の低迷に加え、保有不動産の評価損計上が痛手となった。オリックスが優先株による増資100億円を引き受けるなどの支援に乗り出すことになった。田代正明社長は「マンション市況の悪化は想定をはるかに超えていた」と説明するが、同業者は「いくら昨年までマンションが売れていたからといっ ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。