基本ソフト「アンドロイド」搭載の端末第一号が米国で発売。地味なスタートの裏には恐るべき戦略が……。
2008年12月号 BUSINESS
検索サービスの巨人、グーグルの基本ソフト(OS)を搭載した携帯電話――俗称「Gフォン」の第一号が10月22日に登場した。グーグルが無料で提供するOS「アンドロイド」の仕様に従って開発された端末「G1」である。発売したのはドイツテレコムの米国法人「T-モバイルUSA」(3150万人加入)。当初は米国のみだが、順次欧州でも販売が開始される。しかし、あらゆるサービスを無料で提供し、既存ビジネスモデルの“破壊者”と恐れられているインターネットの一人勝ち企業、グーグルのことである。既存の携帯キャリアや端末メーカーはもとより、一足早く「アイフォーン」を擁して携帯に参入したアップルまでもが、この手ごわいライバルの殴り込みを固唾を呑んで見守っている。どう違うのか。液晶パネルをスライドさせるとアイフォーンにはないキーボードが現れる。もちろん、タッチパネルでの操作も可能なので、ア ………
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