2009年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
ソフトバンクが、宿敵NTTの光ファイバー通信回線「Bフレッツ」を代理販売するという衝撃的なニュースが流れた。ソフトバンクは自社が提供するADSLサービス「ヤフー!BB」の高速版としてBフレッツを利用するというが、実態はソフトバンクが、NTTの販売代理店になるということにほかならない。この奇妙な呉越同舟について、ある関係者は「総務省主導による光回線普及のための裏技」と言う。NTTは2010年度までに国内で2千万件の普及をめざし、Bフレッツの顧客獲得に血眼だが、足元の販売状況は苦しい。夏以降、月間の獲得件数は前年実績を下回っており、中間決算では08年度目標の340万件を280万件に引き下げる苦渋の選択をしたばかりだ。この修正目標でさえ「達成困難」(NTT関係者)と囁かれており、2千万件の看板を下ろすか否かの決断を迫られている。この窮状を救う可能性があるのがソフトバンクとの「 ………
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