防衛関係者の「隠れた必読書」『「憂国」と「腐敗」』の評判

2009年5月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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3月に第三書館から出版された『「憂国」と「腐敗」』(野田峯雄、田中稔共著)が、政官業の防衛関係者の「隠れた必読書」になっている。防衛商社「山田洋行」と守屋武昌前防衛事務次官の贈収賄事件を軸に、日米防衛利権の深層に切り込んだ内容が肺腑を衝くからだ。日米安保にまつわる疑惑追及で知られる野田、田中両氏が丸4年をかけて収集した関連資料類や取材メモはA4判で高さ3メートルに達する。その集大成というべき同書の続編の準備も着々と進み、特に4月の北朝鮮ミサイル発射に対抗して、政官業一体となった早期警戒衛星(軍事スパイ衛星)の導入計画が動き出したため、今夏にも続編の刊行を目指すという。日米ミサイル防衛利権を追い続ける両著者ならではの調査報道が期待される。 ………

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