2009年6月号 連載 [メディアの急所]
今年話題のマスコミ人事といえば、朝日新聞の次期社長の最有力候補と目されていた吉田慎一常務が4月1日付で取締役を外れ、上席役員待遇になったこと。編集・国際担当として重要なポストだが、社長レースからは脱落したようだ。吉田氏は秋山耿太郎社長と同じ政治部出身。入社年次では8年後輩で、常務時代は営業統括を担当し、同社では珍しい政治部出身同士のバトンタッチが予想されていた。ところが、昨年頃からは秋山社長との不仲説も囁かれだすなど、営業不振の責任を取った格好だ。6月24日以降の新体制では衆目の一致する社長候補が見当たらず、「ポスト秋山は秋山」という声も。長男の不祥事で一時は弱気だった秋山氏に長期政権説も出ている。テレビ朝日は6月25日に生え抜きの早河洋副社長が社長に昇格する。社長から会長になる君和田正夫氏、その前任の広瀬道貞氏はともに朝日新聞で代表取締役専務 ………
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