2009年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
NECと日立が、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)のシステム部門、AIGグローバル・サービシス(AIG-GS)の買い手候補に浮上している。AIG-GSは金融・財務関連のソフト開発やメンテナンスで知られ、売り上げは年50億ドル(約4500億円)を超える模様。NECと日立はAIG-GSが抱える世界的な顧客ネットワークに関心を示しているとされる。AIGの新しい経営トップ、ロバート・ベンモシェ氏は、米メディアに「(AIGが)米政府から受け入れている資金を年間の稼ぎだけでは返せない。会社の一部を適切な時期に、適切な価格で売却する」と表明したばかり。世界景気に底入れ気配が漂い、M&A(企業の合併・買収)市場にも薄日が差してきた。AIGの解体作業と切り売りされる資産の買い手候補は世界的に注目の的だ。AIGでは、生保部門の一部であるアメリカン・ライフ・インシュアランス・カ ………
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