2009年11月号 DEEP [ディープ・インサイド]
9月27日、政令指定都市となって初の大阪府堺市長選挙で、民自公の3党相乗りで3選を目指した現職の木原敬介市長(69)が、3カ月前に出馬した元大阪府政策企画部長の竹山修身氏(59)に惨敗した。公明党の基礎票7万票に加え、堺市議の8割が現職につき「絶対に負けるはずはなかった」(堺市議)が、13万6千票を獲得した竹山氏とは4万7千票の大差で敗北。無名の新人を勝たせたのは、元部下の応援に回った大阪府の橋下徹知事だった。橋下知事は何度も街頭に立ち、「皆さんはバカにされているんですよ。衆議院で戦った自公民の相乗りなんてクソくらえ。308議席とって調子に乗っている民主党にもノーを突きつけなきゃいけない!」と言葉巧みに演説。多くの市民が足を止めて聞き入った。さらに、知事らが結成した「首長連合」の河村たかし名古屋市長らも応援に駆けつけた。地元メディアの報道合戦と相俟って、オ ………
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