小沢一郎「不動産錬金術」の宿業

世田谷の豪邸購入にまつわる不動産短期転売の手口が明るみに。検察は暗部に迫れるか。

2010年1月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

本誌はこれまで民主党の小沢一郎幹事長の不動産疑惑が小沢氏の致命傷になりかねないと繰り返し指摘してきたが、現実は、まさにその指摘通りに推移している。東京地検特捜部は、小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」が2004年に購入した土地を、翌年に購入したように政治資金収支報告書に記載した疑惑について捜査を本格化させるとともに、陸山会がこの土地を購入した頃、重機土木大手の水谷建設側から小沢氏側に1億円の裏献金が渡った、との疑惑についても捜査を進めている。裏献金疑惑については、水谷建設元会長の水谷功受刑者(脱税事件で有罪判決を受け服役中)が特捜部検事に裏献金があったと供述しているとされる。特捜部は09年3月に陸山会の元会計責任者、大久保隆規公設第一秘書を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕・起訴(初公判は12月18日)しており、政治と金をめぐる「検察vs小沢」の ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。