ピアニスト チョ・ソンジン
2010年4月号 連載 [MUSIC Review]
昨年11月に開かれた第7回浜松国際ピアノコンクール。1991年に始まって以来初めてアジア人が優勝、しかも歴代最年少の15歳ということで話題を呼んだ。ソウル芸術高校に在学中のチョ・ソンジン。すでに2008年、モスクワの「青少年のためのショパン国際ピアノコンクール」で優勝。一部で注目の存在だったという。師で韓国を代表する女性ピアニスト、シン・スージュンが韓国へ視察に訪れた浜松国際ピアノコンクール審査委員長(当時)の中村紘子に紹介。チョの才能に眼を瞠(みは)った中村は音楽監督としてすぐさま、コンクールと一体運営してきた浜松国際ピアノアカデミーへ招いた。もちろん最優秀の成績。11月のコンクールでは17、18日に第3次予選が開かれ、12人の参加者がそれぞれ1時間のリサイタル形式で腕を競い、6人の本選枠に挑んだ。国籍別には韓国が5人、日本が3人、フランス、イタリア、オースト ………
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