イラク油田開発の成否米軍撤収後の治安が鍵
2010年4月号 GLOBAL [インタビュー]
――3月7日のイラク国民議会選挙は、投票率が62%と高く、8日のAFP通信は南部9州でヌーリ・マリキ首相の「法治国家連合」が優勢と伝えています。渡辺 1月18日にイラク南部のガラフ油田開発で国営石油会社との契約にサインしたばかりですから、他人事ではありません。スケジュールでは、契約発行後半年以内にバグダッドに登記のための事務所を開き、予備開発計画を出して、1年以内に着工、3年以内に商業生産開始(日量5万バレル)、2016年以降は同23万バレル生産する予定です。選挙後の治安はやはり最大のポイントですね。――契約した相手はフセイン・シャハリスタニ石油相ですが、マリキの会派が勝てば彼も留任し、開発計画も滑りだせますか。渡辺 まだ情勢は分かりませんが、新しい政権が安定したものになるかどうかは開発計画にとって大きい。イラク石油省とは、通産省にいた時代から関わってきました ………
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