2010年5月号 連載 [LOCAL EYE]
夏の参院選での複数候補擁立をめぐり、民主党本部と暗闘を繰り広げていた京都府連に3月31日、激震が走った。小沢一郎民主党幹事長が自ら京都に乗り込み、会見で2人目の候補者を発表したからだ。小沢氏の横に座っていたのは、党本部が擁立を画策したN市の女性市議でも、府連が発表した猪奥美里氏でもない「第3の候補」 河上満栄衆院議員だった。府連幹事長がその名前を聞かされたのは会見の2時間前というから、まさに寝耳に水。いったん党本部が決めた女性市議を猪奥氏にすげ替えた前原誠司国土交通相、福山哲郎外務副大臣側の府連を、最後は小沢氏が強引にねじ伏せた格好だ。小沢氏は衆院1議席を欠員にしてまで河上氏を選んだ理由を「猪奥さんはいい人物だが、次の議席を狙うには、私どもの候補(女性市議)のほうが可能性が非常に高く、両者で意見がまとまらず、適任者(選び)を、本部に一任」とした ………
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