ホンダが先駆ける「燃料電池自動車」

世界中で燃料電池車の開発競争が激化。ホンダがEVでなくFCVにしゃかりきになる理由。

2010年7月号 BUSINESS

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エコカーといえばトヨタ自動車の「プリウス」や日産自動車「リーフ」ばかり注目されるが、世界的に見ると燃料電池自動車(FCV)の開発競争が熾烈化している。我が国でも、国内外の自動車メーカーやエネルギー関連企業で組織する燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)が3月に「2025年にFCV200万台、水素ステーションは1千カ所」という普及シナリオをぶち上げた。独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は高性能燃料電池やFCVの燃料である水素を供給するステーション技術の開発プロジェクトを推進している。なかでも注目すべきは本田技研工業の積極姿勢であり、自社の太陽電池と組み合わせた総合的なエコカー戦略を展開中だ。内燃機関であるガソリンやディーゼルエンジンに代わって、リチウムイオン二次電池(LiB)で走る電気自動車(EV)、あるいはLiBと内燃機関を搭載したハイブリッド車( ………

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