「菅続投」の条件は挙党態勢の確立。「脱小沢」を撤回し、幹事長ポストを明け渡すか。
2010年9月号 POLITICS
民主党に嵐が吹いている。9月14日に行われる党代表選は、参院選前に執行部が目論んでいた菅直人首相の無投票再選は望み薄だ。参院選で大敗し、その後も国家戦略局の断念や財務省主導の増税路線に不満が高まっている。小沢グループには「小沢さんに出てほしい」との声が強いが、小沢一郎前幹事長が出馬しない場合は、海江田万里衆院財務金融委員長らの擁立を考えている。海江田氏は鳩山グループだが、小沢氏にも近い。6月の代表選で、小沢グループから出馬打診を受けた経緯もある。海江田氏は8月3日、作家の辻井喬氏の講演会を、横路孝弘衆院議長の公邸で開き、衆参議員約50人が出席した。横路議長といえば小沢氏の盟友。わざわざ議長公邸を会場に選んだ背景が憶測を呼んだ。小沢グループからは、側近の松木謙公国対副委員長らが出席。旧社会党系の議員も参加し、小沢、鳩山、社会党系(横路グループ)の ………
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