2011年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
航空界の風雲児「スカイマーク」が大攻勢に出る。同社は14年にも世界最大の総2階建て機エアバスA380を6機導入予定。成田~ロンドン、ニューヨーク、フランクフルト各線を就航させ、国際航空界へのデビューを狙う。日本航空や全日本空輸の半額程度でサービスを提供し、業界地図を一気に塗り替えるという。A380の導入は国内初となる見通し。気になるのは一機280億円というカタログ価格だ。スカイマークは18年度以降さらに9機の調達を計画しており、投資資金は相当額になるはずだが、西久保慎一社長は当初調達分については「積み上げてきた利益と今後の収益で十分に対応できる」と言い切る。西久保氏の強気の背景には、エアバスと欧州連合の焦りもある。中大型民間機の受注競争でエアバスは米ボーイングに押されており、スカイマークに11月の基本契約で「大幅な割引価格を示した」(関係者)。さらに大手金 ………
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