中国の言論統制にツイッターが風穴
2011年1月号 GLOBAL [インタビュー]
中国の言論界で地殻変動が起きている。政府が反体制的な言動を取り締まり、メディアの検閲を続ける裏で、インターネットを中心にタブーを恐れず発信する個人が急増。中でもツイッターは、政治意識の高いオピニオンリーダーが集う“場”として独特の存在感を築いている。中国の有力コラムニストでブロガーの安替(アンテイ)氏に最新事情を聞いた。
――中国では政府がメディアの報道を厳しく統制しています。一方、ネット上ではブログやミニブログによる個人の情報発信が驚くほど活発ですね。安 今の中国はちょっと奇妙な状況にあります。中国は共産党が統治する一党独裁国家です。ところが、ネット社会だけを見ると非常に開放的です。個人的には、中国のネット社会の開放度や影響力は米国と比べても遜色ないと感じています。まずメディアの現状について説明しましょう。中国のメディアは三つに大別でき ………
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