「岡規制改革」に霞が関は面従腹背

2011年1月号 BUSINESS

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日本経済を活性化する切り札にしようと、政府が規制改革の強化に動き出した。自民党政権時代の規制改革会議を衣替えし、行政刷新会議(議長・菅直人首相)に設置した規制・制度改革分科会が牽引役を担う。その分科会の民間委員トップに起用されたのが、住友商事の岡素之会長だ。しかし、省庁などの抵抗は根強いだけに、岡規制改革は視界不良と言えよう。「規制改革や制度改革の場に参加するのは初めてです。大変な役回りをいただき、精一杯頑張っていきたいと思っています」︱︱。キックオフとなった10月末の規制分科会で、会長代理に就任した岡氏はこう抱負を語った。蓮舫行政刷新相のもと、分科会長には内閣府の平野達男副大臣が就任し、民間委員は岡氏のほか、新浪剛史・ローソン社長、星野佳路・星野リゾート社長、大室康一・三井不動産副社長や学者などの顔ぶれだ。分科会に設けられた医療・介護、 ………

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