無配転落の東京スター銀行奇妙な動きを金融庁がマーク

2011年3月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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「一体、どうなっているのか」。金融関係者は、東京スター銀行の奇妙な動きに首を傾げる。同行は99年に経営破綻した旧東京相和銀行を01年に米系ファンドのローンスターが買収、再建したもの。07年にはローンスターから国内最大の投資ファンドであるアドバンテッジパートナーズが買い取り完全子会社化。その後、業績が悪化し、10年3月期には最終赤字に転落した。そこで浮上したのが、アドバンテッジパートナーズが再び、ローンスターなどの融資団などに同行の株式を譲渡して再建する案。同じ銀行を同じ融資団が盥回しにするのは変だが、もっと奇妙なのは、経営危機にある同行が経営破綻した「武富士」の受け皿として名乗りを上げていること。金融庁関係者は、「東京スター銀は11年3月期決算で無配に転落する」と囁く。さらに「武富士だけでなく、経営破綻した日本振興銀行の受け皿にも立候補している」 ………

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