2011年4月号 BUSINESS
「我が国の電子産業の強さは、キー・デバイス(基幹部品)にあり」と言われて久しいが、その部品メーカーで今、日系セット(組み立て)メーカー離れが進んでいる。例えば、いま需要が大きく盛り上がっている高機能携帯電話(スマートフォン)。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の世界的な大ヒットを受けて、パナソニック、シャープ、東芝、富士通など日本の携帯電話メーカーが追撃を目指すが、村田製作所や京セラ、TDKなど肝心の部品メーカーが日系セットメーカーへの納入を渋っている。日本を代表するセットメーカーであるパナソニックの電子部品子会社は、その資本関係から親会社であるパナソニック向けの部品供給を優先していると思われがちだが、さにあらず。携帯関係では世界シェアトップのノキア(フィンランド)向けがダントツだ。「パナソニックやシャープ、富士通など日本メーカーは、 ………
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