先代の「遺志」がついに実現。「笑点」で人気の円楽、好楽や、鳳楽、円橘らが寄席を賑わせる日は近い。
2011年4月号 LIFE
「ブーム」を謳歌している東京の落語界に、大きな動きが出てきた。落語三遊派、円楽一門(43人)の落語芸術協会(芸協)への合流・編入である。この3月、円楽一門からの正式申し入れを芸協が受ける形で話が進み、3月15日の理事会、同22日の総会で会員に議題提案という手続きを経て、6月の新年度総会で正式決定される見通しとなった。特に大きな障害が見当たらないことから、早ければ9月には、テレビで人気の円楽、好楽はじめ、円生襲名を目指す鳳楽、江戸風味の円橘ら、これまで姿を見られなかった一門の高座が定席で見られそうだ。また、立川談志率いる立川流も、家元・談志が最近は休演がちとあって先行き不透明な状況だ。民法法人の2大組織である落語協会(柳家小三治会長)と落語芸術協会(桂歌丸会長)に、協会脱退組の三遊派円楽一門(三遊亭鳳楽会長)や、立川流が競ってきた寄席の世界の再編は ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。