被災地は「スマートシティー」化 柔軟な発想で国難克服を!
2011年6月号 BUSINESS [インタビュー]
――大震災から2カ月が経ちました。白石 1万5千人近くが亡くなり、今も行方不明の方が1万人近い。東日本を舐め尽くした津波の被害は甚大で、復旧には長い歳月がかかるでしょう。被災地のことを思うと、胸が痛みます。戦後の日本が初めて遭遇した国難と言うべきです。
――日本経済への影響が懸念されます。白石 リーマン・ショック後の大恐慌では需要がドーンと落ちたが、今回は部品や素材のサプライチェーン(供給網)が途絶え、生産がストップした。自動車メーカーは大幅な減産に追い込まれ、4月の国内新車販売台数は前年同月の半分になり、ディーラーは「売るクルマがない」と悲鳴を上げています。トヨタやホンダの国内生産が正常化するのは年末になるようです。さらに、サプライチェーンの麻痺と電力制約によって夏場の生産が落ち、企業収益や雇用環境が悪化する恐れがある。我々の受注ビジネスには ………
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