2011年7月号 DEEP [ディープ・インサイド]
世の中には、何でも詐欺に利用する悪い奴がいるものだ。東日本大震災に便乗した「M資金詐欺」が複数発生していると、警察関係者は言う。「東北関東大震災 激震災害対策の一環」と銘打った詐欺では、「オーナー個人に免責、免税、返済不要の委譲渡資金、リスクはまったく発生しません」とする勧誘文が郵送されてくる。肝心のM資金の性格については、「この資金は米国が主管とし、日本政府は当事者国『管理護衛権国 米・英・独・仏・スイス』の了解の基、IMF本部と協定を結び、防衛及び国内産業育成を目的に資金運用を図るものであり、日本国『外務省・経済産業省・法務省・財務省・日本銀行』の承認の基に、企業の代表者個人に委譲渡される資金」―との触れ込みになっている。そもそもM資金詐欺は同じ手口の繰り返し。資金の流れや申し込み手順、必要書類と面接日程など様々な書類が同封されており、非 ………
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